消防訓練:消火訓練・通報訓練・避難誘導訓練
火災時に落ちついて避難できますか?“備えよ常に ”の心構えが大切です!
- 火災を想定し関係者全員が無事避難できるか? 訓練を通じて消防計画の見直しが目的です。
- 東和では点検業務の付帯事項として、消防訓練のお手伝いをしています。
消防訓練
消防訓練は防火管理者の「義務」と「責務」です!
火災時は消防隊の消火活動上、送電が停止され停電となり、煙の中で、誘導灯や非常照明を頼りに避難をしなければなりません。
又、命を脅かす火災(煙)の変化に対応し、防火扉・避難階段・消防設備、等の位置や操作方法を熟知。
“繰り返し訓練” で、全員が無事避難できるよう、日頃から体で覚えることが大切です。
火災時は消防訓練どおりにはならず、特にお客様がおられる建物では“全員が何でもこなせる” が大切かと思われます。
特に非常放送、避難器具(救助袋)の操作は経験の積み重ねが大切です。
消防法では、(第8条第1項)管理権限者の義務や、(消防法施行令第3条の2)防火管理者の責務で、防火管理者が主体となり、規定回数の実施が義務となっています。
消防訓練の回数と消防署への報告
- 消防訓練が必要な対象物は「消防計画書」を作成し消防署に提出します。その中に消防訓練の回数等も記載します。
- 消防訓練の実施と報告は「点検済の表示・(防火・防災セイフティマーク)」の取得条件です。
- 防火管理業務の不履行として刑事責任を問われることがありますので計画どおりに実施しましょう。
- 消防訓練の種別と訓練回数
種別 | 内容 | 訓練の回数 | |
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特定用途防火対象物 | 非特定用途防火対象物 | ||
消火訓練 | 消火器や屋内消火栓を使用した初期消火の訓練 | 年2回以上 | 消防計画に定めた回数 |
避難訓練 | 建物内に火災を知らせ、避難、誘導及び避難器具の訓練 | ||
通報訓練 | 火災の確認後、建物内に周知し消防機関に通報する訓練 | 消防計画に定めた回数 |
消防訓練の内容・ポイント
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非常放送操作中
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階段から搬出の例
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救助袋設置
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水消火器放水
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屋内消火栓操作
通報・連絡訓練
全員が非常放送で確実に“避難誘導放送”が出来ますか?
火災時に“マイク”を握ったまま声が出なかった“の事例もあり、全ての関係者が操作できることが大切です。
「館内放送」「119番通報」メモを、放送設備や電話のそばに貼っておく方法もあります。
文案はインターネットで「火災時館内放送」「火災時119」で確認、貴社の最適なものを作成して下さい。
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例:館内放送文
火事です!火事です!
○○階の○○で火災が発生しました。
お客様は、従業員の指示に従い、落ち着いて△△階段から避難してください。
エレベーターは使用しないで下さい。- 2回以上、適宜繰り返す
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例:119番通報メモ
- 火事です/救急です
- 住所:○○区○○町丁目△△-△△-△△
目標となるもの:スーパー○○○の近くの○○○会社です。 - 火災の場合:○○から出火、延焼中。
救急の場合:男性、○○才位、呼吸困難な状態です。 - 通報者の名前:○○○
- 通報者の携帯番号:000-000-0000
避難訓練
避難ルート、避難器具の場所や操作方法を知っていますか?
火災時は防火扉が作動、停電になります。又、お客様もおられますので、これらを想定しながら、避難時に使用する通路、階段から出口までのルートや状況、避難器具の設置場所や操作方法を確認します。
避難階段などには“避難誘導担当者を配置”避難者を迅速・確実に誘導 、お客様のおられる対象物では、導担当者の「落ち着いてください! 我々は消防訓練を受けています」の一言がお客様を安心させます。
又、屋外に出てからの、避難ルート・避難先の決定・確認も大切な項目です。
消火訓練
消火器や屋内消火栓は初期消火に役立ちます!
消火器や屋内消火栓の操作方法などの訓練です。
火災時には先ず避難が最優先、余裕があれば消火です
総合訓練
火災時(パニック)では想定出来ない事柄が発生します!
実際の火災発生を想定し、火災発見から通報連絡・消火・避難訓練・到着した消防隊への情報提供等総合的な訓練を行い、部分訓練では発見できなかった問題点を毎回確認、改善をしていく重要な訓練です。
点検契約者様へ:東和の対応とサービス
- 訓練のお手伝い
- ご依頼があれば、ご担当者様と事前にお打合せし、訓練のバックアップを致します。
- 消防訓練通知書
- 消防訓練は事前に消防署へ報告します。
- 消防指令センターへ連絡
- 消防署に連絡。通報訓練を実施する場合は、事前に消防指令センター等へ連絡します。
- 消防訓練マニュアル作成
- 自衛消防組織を反映させた消防訓練マニュアル(手順書)の作成をお手伝いします。