外壁全面打診調査・劣化診断・詳細調査
外壁全面打診調査について
- 壁全面打診調査は、建築基準法・特定建築物定期調査に伴う10年毎の全面打診調査が主な目的。
- 東和ではお客様のご要望もあり、更に詳細な調査法・外壁劣化診断(建物詳細調査)を実施。実績多数です。
外壁劣化調査(建物詳細調査)
- 詳細調査は任意で実施するものです。
- 調査内容
外壁・建物内外・屋上の詳細調査を実施、不良箇所の数量(浮きタイル枚数・クラック等)・図面・写真をまとめた「詳細報告書」を作成します。
打診調査
打診調査
各階通路
各階ベランダ
各階階段
屋上
ご活用の例
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新築や定期大規模修繕工事後の保証期限前の状況確認
保証期間後は有償補修となります。
不良箇所があった場合も「状況報告書」により、補修依頼がスムースに進行します。
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大規模修繕工事に伴う「工事見積」依頼の資料
工事費の削減に寄与します
工事費の比重が大きい「外壁改修工事費」は、具体的な数量(タイル張り替え・クラック・爆裂)を提示。
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工事業者様の活用
様々なシーンでご利用されています。
タイルの浮き、クラック等の数量集計を「改修工事プラン」「工事の実行予算作成資料」などに活用。
壁面タイル枚数
通常タイル枚数:1㎡では約200枚・・・外壁面積1,000㎡では約20万枚になります。
調査目的と調査法
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特定建築物調査
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3年毎の通常調査:目視調査+手の届く範囲のみ打診調査
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10年毎の外壁全面打診調査:全面打診調査又は赤外線調査
東和の打診併用調査:全面打診調査+赤外線調査
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外壁劣化診断
- 建物詳細調査
目視検査法
基本的な調査です(各階通路・階段、屋上なども目視検査となります)
専門の技術者が建物の壁面の状態を目視で調査・診断します。高所は双眼鏡等を用い、外壁材(タイル・モルタル等)のクラック、爆裂、エフロレッセンス(白華現象)等を確認、記録します。
双眼鏡
クラック
モルタル剥離
爆裂
エフロレッセンス
打診調査法
安定した調査・診断が可能です
- 打診調査とは、専用工具で直接対象物を打診、調査・診断をします。
- 専門技術者が「打診棒」を使用し、建物の外壁材(タイル・モルタル等)に当て、先端を転がし反響音の変化や手に伝わる感触により、浮き等の異常を診断・判定します。
- 対象物に応じ、仮設足場不要でコストも安い、東和特製の「長尺打診棒・ロープブランコ・高所作業車」などを組み合わせ調査を行います。
直接打診
長尺打診棒(9m)
ロープブランコ
ロープブランコ
高所作業車(タイル)
高所作業車(モルタル)
保有資格:特定建築物調査員・建築施工管理技士・JIRAサーモグラファー
赤外線調査法
広範囲を調査・診断する事が可能です
- 赤外線調査は専門技術者が、赤外線サーモグラフィカメラを使用して建物を撮影、外壁材(タイル・モルタル等)の剥離部と健全部の温度差を専用ソフトで解析し劣化状況を診断します。
- 調査にはいくつかの「環境条件」がありますが、外壁調査法として「赤外線調査」が基準で認められています
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環境条件
赤外線調査はオールマィティではない
- 異常表示部は外壁の構造や建具、周囲の反射の影響を受ける場合があり、全てがタイルの浮きではない
- デジカメと異なり、温度差を測定するので、北面・外壁の凹凸・コーナー部・測定時間など、日照 不足部は温度差不足で判定困難となる。
- 雨天や強風、壁面と赤外線装置の間に障害物がある場合、タイルの材質により測定困難となる。
- 測定した画像解析は、構造・材料・周辺の状況などを考慮した高度な解析を要し、熟練した技術とスキルが必要です。
外線カメラで測定
対象物可視画像
サーモグラフ画像
パソコンで解析
報告書作成
報告書
打診併用調査法
当社の基本調査法調査の精度が向上します

赤外線カメラ+ロープ調査
打診併用調査とは「打診調査」と「赤外線調査」を併用した調査法で、当社の多数の実施物件での検証により、基本調査法として実施しています。
費用は「打診調査」料金のみです。
調査の手順
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全体調査
先ず、赤外線カメラで対象物を測定、全体の状況を把握します。
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打診調査
外壁全面を打診調査しますが、画像に表示された異常箇所は特に注意して実施をします。
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調査法選定
対象物に応じ、仮設足場不要でコストも安い、東和特製の「長尺打診棒・ロープブラン・高所作業車」などを選定します。
- 全ての打診調査結果を記録し、報告書を作成します。