「こんろ・天ぷら」火災にご注意下さい!

■ “こんろ” を使用の時は、絶対にその場を離れないようにしましょう!

●市内では「こんろ・天ぷら」が原因とされる “大火” が3件も発生!

  • 小倉北区旦過市場:2022年4月03日に発生。42店舗が被災、延べ約1900㎡が焼損。
    ★原因:特定はされてないが「天ぷら油による火災?」もあり?
  • 小倉北区旦過市場:2022年8月10日に発生。47店舗が被災、延べ約3600㎡が焼損。
    ★原因:店内で廃油と処理剤を入れたフライパンを火にかけその場を離れ、火災発生。
  • 小倉北区鳥町食堂街:2024年1月3日に発生。36店舗が被災、延べ約2730㎡が焼損。
    ★原因:油の入った鍋を火にかけその場を離れ、火災発生。

●市内一般家庭:2025年・「こんろ」火災は年間16件発生(うち、天ぷら油火災6件発生)

★原因:火災のほとんどが、調理中にその場を離れるなど、ちょっとした不注意により発生しています。
“こんろ”を使用の時はその場を離れないなど、注意事項をよく守り、火災予防に努めましょう!

『火は見てる あなたが離れる その時を』平成19年防火標語

■防火と消火  参考・うるま市のホームページから 一部編集替え

●防火・天ぷら油火災を防ぐには

  • 天ぷらや揚げ物をするときは、その場を離れない。どうしても離れなければいけない時は必ず火を止める
  • 「こんろ」の周りには整理整頓し、燃えやすいものを置かない。
    グリスフィルターやダクトは掃除をし、清潔にしておく。
    壁が熱くなるような距離で鍋を火にかけない。
  • 台所に消火器住宅用自動消火装置を設置する。
  • 「ガスコンロ」は、立ち消え安全装置、加熱防止装置などの付いた安全調理器具を選ぶのも一つの方法だと思います。

こんな原因でも火災に?

  • 紙製の油吸着剤で天ぷら油の処理をしてごみ袋に捨てたところ、ごみ袋が燃える火災が発生した。
  • 揚げ玉を天ぷら油で大量に揚げ、積み重なったまま放置したところ、火災が発生した。
  • 「こんろ」の近くにフキンをかけていたらフキンが落ちて火災が発生した。

●消火・もし、火災になってしまったら

  • まず、「こんろ」の火を止め、消火器で消火する方法が最適です。消火後にガスの元栓を閉めることを忘れずに実施。(状況により「こんろ」の火を止められない場合もあるかと思われますが)
    ★元栓を閉めるのは、ガス漏れによる爆発事故の防止です。
  • 水、水分の多い野菜を入れると、急激に炎が大きくなり、周囲に油が飛び散って大変危険です。
    また、炎に包まれた天ぷら鍋を屋外へ出したり、窓等から 屋外へ投げ捨てる例も見られますが、火傷を負うなどの危険がありますので注意が必要です。

粉末消火器で消火する場合

  • 消火した後、消火剤の放射を止めると再着火する恐れがあるので、充填されている全量の消火剤を油の中に入れる。
  • この際、消火剤で視界をさえぎられ、火元を見失う恐れがあるので注意する必要があります。

注意 【消火器を使うときには直接鍋にノズルを向けない】

  • 消火器の噴射の勢いで自分に熱い油がかかってしまいます。鍋には直接消火器を向けないで下さい。
  • 一度壁に当ててから消火薬剤を鍋に落とします。壁をクッションにすることで噴射の勢いを弱め、油の跳ね返りを防ぎます

強化液消火器で消火する場合

  • 噴霧ノズル付強化液消火器は、粉末消火器と比較すると冷却効果があり油火災にとても有効です。
    しかし、噴霧ノズル付以外の水系消火器は、油が飛び散り火災を拡大させる恐れがあり適しません。

エアゾール式簡易消火用具で消火する場合(小規模火災のみ有効)

  • エアゾール式簡易消火用具鑑定マーク(日本消防検定協会が実施する鑑定品を示す)付をお勧めします。

覆いをして“窒息消火”する方法

消火器が近くに無い場合は、次の方法で消火します。

  • 鍋全体を包み込める大きさ以上の「バスタオル・シーツ等」を水で濡らし、水が垂れない程度に絞ってから鍋を覆います。
    (あわてて鍋をひっくり返さないようにして、やけどに注意しましょう)
  • 火が小さい場合は、鍋をすっぽり覆う「フタ」をすることで、消火できます。
    (消火後、すぐにフタを取ると、再び出火することがあるので注意しましょう。)

“悪い例”・・・生野菜を入れる。マヨネーズを入れる。水をかける。

  • ×投げ入れた勢いで、油が飛び散り、火災が拡大したり、火傷をする恐れがあります。
  • ×水をかける。 → 加熱された油で一気に沸騰し、油が飛び散ったり、火柱をあげて燃え出します。

油処理製品“使用時”の注意点!

  • 各製品には、油温度の指定や冷たい温度専用等の注意書きがあります。
  • 必ず使用方法・使用上の注意を読んでから使用するようにしてください。これは、高温で使用した際には油は酸化しやすく、それをごみ箱やごみ袋に捨てた際に発生した酸化熱から自然発火することがあるためです。

天井に火が燃え移っていたら直ぐに逃げましょう!

イザ!の際に慌てず行動するには日頃の確認が大切です。
“関係者全員”が熟知して、火災予防に努めましょう!

今回は「こんろ」火災(天ぷら油火災)」のご案内をさせて頂きました。

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